今日の一冊

小泉純一郎と日本の病理」 光文社ペーパーバックス
藤原 肇 著


追記
上記の本の読み応えがあるところは、稚拙で子供じみた小泉外交のせいで、日本経済の生命線である石油戦略からも日本は世界の孤児と化したくだりです。
著者は石油専門家であり、その的確な分析は、靖国支持の薄っぺらな愛国右翼ちゃんの頭の中をかき混ぜても絶対理解できない国際政治そのものです。国益とはいかなるものかをちゃんと考えないと、小泉首相の応援団たる生活保守主義者の方も(改革支持を気取っていても、それは自己の生活を守るために自己ではない他人を犠牲にしろと言っているだけの生活保守主義者です)火の粉は自分の上から降ってくることになるのです。