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リスクが伴なう行為の責任の主体はもちろん自分。
自分の行動の責任は自分で持ちましょうというのが自由に行動する大人の原理です。
だから何度もいうけどリスクを負う主体は行動を起こす自分です。

さてここで問題です。
イラクで誘拐された３人はもちろんリスクを承知でいきました。
さあこの場合リスクとはなんだったんでしょうか。
多分紛争状態の国だから殺されるかもしれない、というリスクです。

それなら日本人が誘拐されて自衛隊の撤退を迫られる。
これはいったい誰が背負うリスクなんですか？
もちろんこの主体は日本政府です。

日本語は英語などと違って主語があいまいになる言語です。
だからいってそのあいまいさを利用して大手マスコミや地位のある国会議員が
主語の転換を故意に図るのは許される行為ではありません。

ちゃんと考えるべきです。

ストレートに書きます。
イラクに行った彼らのリスクは殺されるかもしれないというリスクです。
殺されるかも知れません。もう負っています。
日本人の誰かがどこかで（イラクとは限りません）誘拐されて自衛隊の撤退を迫られる。
このリスクを負う主語は自衛隊を派遣した日本政府です。
だから人質が殺されて自民党政府が転覆するかもしれない。
それが日本政府の負うリスクです。
だからリスク回避のために行動しています。
もういいかげん主語をごまかした責任論は止めるべきだ。と