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あなたは今何を見て、何を考え、何を信じて、何を語っていますか？

あなたの最愛の家族や恋人が理不尽に殺されたらあなたはどうしますか？
あなたの大切な家や土地を突然やってきた人たちに暴力的に奪われたらどうしますか？
あなたの畑になる収穫の大切な実りを勝手に人に分配されたらどうしますか？
あなたの子供たちが学校にも行けなくなり、常におびえて暮らしたらどうしますか？
そしてあなたの子供たちが飢えで泣くこともできなくなったらあなたはどうしますか？
今の日本ならともかく警察にまかせたり役所に助けを求めたり、
裁判にゆだねることになるでしょう。
それらの行為が新たに生まれた権力に全て取り上げられ、服従を強いられたらどうしますか?

そしてあなたの身近に戦う武器があればあなたはどうしますか？

これら全てのことがパレスチナやイラクで現実に起こっていることです。
目を静かに閉じて現実の日本からそれらの国に空想の旅をして下さい。

あなたは空爆から逃げまどっていませんか？
あなたはこぶしを突き上げ抗議をしていませんか？
そしていまあなたは武器を握り締めてはいませんか？

レジスタンスはいつからテロと呼ばれるようになったのでしょう。
第二次世界大戦でドイツ軍に包囲されたヨーロッパの諸都市の抵抗は
レジスタンスでした。
しかしイラクのファルージャを包囲するアメリカ軍に抵抗するイラクの人々は
反乱分子でありテロリストです。
アメリカの著名な言語学者チョムスキーは「アメリカが攻撃されればそれは全てテロだ」
と書きました。
我々からすればアメリカだけでなくいわゆる先進資本主義国がその対象なのでしょう。
私達はいつから民族差別を肯定し、価値観の相違を否定し、
民主主義の嫌いなくせに民主主義を語ろうとする議員を持つ国になったのでしょうか？
かつてのドイツ軍が悪魔の軍隊で現在のアメリカ軍が神の軍隊なのでしょうか？

あなたはいま何を見、何を考え、何を信じ、何を語ろうとしていますか？