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誰もが思っていることを口に出していってしまうことは
何故か世の中に迎合してしまうみたいで
ちょっと癪に触りますがあえて言ってしまいましょう。

一体小泉首相は何しに北朝鮮へ言ったのでしょうか？
そもそも外交の基本から言えば一度その国に元首クラスの人が訪問すれば
今度は返礼でこちらに来るのが常識です。
それが対等の関係を保つための当然の選択だからです。
そうではなくてこちらからはせ参じるのは明らかに主従関係がある
日米の間くらいでしょうか。
つまり二度目の訪問で明らかに不利に立っている上
金正日から複雑な関係がおありでしょうと同情されてもいます。
最初から優劣の決まった外交に結果などついてくるでしょうか？

そもそも相手にしたくないことをさせるのが外交なんだから
そのために硬軟取り混ぜた駆け引きがあるのです。
一部にある制裁一辺倒では外交ではないし個人関係と一緒で
仲間はずれにしていじめても窮鼠猫をかむ以外ありえません。
与えるものを与えて取るものを取る、それ以外ないのですから。

もっとも北朝鮮は日本にとっては外交上の仮想敵国としての重要な位置があります。
防衛庁としてはこれ以上敵を減らして自らの存続価値を低めたくはないしょう。
外務省だって拉致事件の幕引きを明らかに狙っているのが見え見えです。
外務省の官僚にとって意味のない仕事はしたくないのが本音でしょう。
小泉さんや外務省の人権感覚のなさは今に始まったことではありません。
イラクの人質事件と拉致は違いなどないと以前に書きました。
やっぱりそうだったでしょう？
政権に執着するための駆け引きの材料でしかないと。
イラク人質事件では責任回避のために自己責任論を展開して政権維持に努め
拉致事件ではいかにも自分が解決したとヒーローぶりが見せたくて
やっていたに過ぎません。見事にこけましたが・・・。
ずっこけ政権がこけるのは当たり前ですが、民主党までこけているので
どうしようもありません。