「あがれ!空き缶衛星」

hippydonky212004-07-19

久々にメインに使っているパソコンのHDが逝ってしまわれました。まあ以前の製品よりずっと長生きでしたが。


家の中にある電化製品が壊れると必ず捨てたり、リサイクルに回す前に分解してみたくなるのは子供だけではなく、オトナにも当てはまる探究心の故でしょう。なぜ?どうして?の疑問からいつまでたっても開放されないのは困り者だと切って捨てられるのはつらいですが。それはいささか斜に構えてしらけきったオトナを演ずるが世間体だと信じるの人たちの言葉。でも高校生や大学生のロボコンブームを支えているのはいつまでも分解欲が冷め切らないオトナたちだと思います。
夏休みの子供の宿題の工作を手伝ううちに自らがのめりこむのはそんな大人たちです。
製造業は安価な労働も求めて海外へ進出していきます。第二次産業の衰退は日本の現実かもしれません。
しかし、製造業の復活のために手作り衛星に挑む大阪の中小企業のおっさん達や「大人の科学」を手にとって喜びひとしおなオトナたちがまだ日本にいっぱいいるのは頼もしい限りではありませんか。


壊れてしまったハードディスクのデータを惜しむより、分解したHDの構造の面白さにつられてこわれていないけど古いCD-ROMを分解し始めた今日この頃です。


プロジェクトXを子供に見せたいと思う親は、苦労を乗り越えていく人たちに自らの会社に置ける立場の悲哀を重ねる人たちや子供に対して威厳を取り戻したいオトナの幻想をもつ人たちが大半で困り者です。普段はそれこそ斜に構え心からしらけきっているオトナなのに。作る楽しみにのめりこんだ大人たちのドキュメントだけなら面白いのになあ。