「小惑星ハンター」

hippydonky212004-09-26

(ワシントン26日共同)
直径約5キロの小惑星トータチスが、日本時間29日、地球に約155万キロまで接近する。月までの距離の約4倍に当たり、これほど大きな小惑星としては記録的な接近距離という。
 トータチスが地球に衝突する危険は当面ないとみられているが、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所は、地球に被害をもたらす可能性のある要注意小惑星にリストアップしており、接近時に最大限の観測データを集める計画だ。
 トータチスは1989年にフランスの天文学者が発見し、正式名は小惑星4179。だ円に近い軌道を描きながらほぼ4年に1回地球に近づいており、92年には約350万キロまで接近した。

日本は有数の小惑星ハンター(もちろん彗星ハンターも)がいるところ。
地球に衝突しそうな小惑星観測の拠点もあります。(美星スペースガードセンター)
6500万年前の恐竜絶滅をもたらしたとされる小惑星衝突(もちろん今でも諸説あり、簡単に決着がつくことではありません)。木星があるがゆえに大量の小惑星の衝突から守られている地球。それでもやはり宇宙は何が起こるかは不可思議なところ。地球ができたのも偶然なら、人類の誕生も偶然の産物で・・・。
1994年に木星に衝突したシューメーカー・レビー彗星の思い出はまだ鮮明に残っています。そして百武彗星の思い出も。
地球に衝突して人類の存続に影響を及ぼしかねない小惑星の探索は専門家に任せて、パソコンに毎日正対している諸氏は、ここはひとつ秋の澄んだ夜空に星を見つめて視力を回復してはいかがですか。少しだけ早起きして夜明け前の東の空に双眼鏡を向けてみるのもいいかもしれません。ひょっとして彗星ハンターの第一歩が踏み出せるかもしれません。