Harry Potter and the Half-Blood Prince

hippydonky212005-07-24

Harry Potterシリーズの第6巻
Harry Potter and the Half-Blood Prince 」読了。
この一週間、暇を見つけてはあの分厚く重い本を持ち運び読んでいました。
まあ内容を語るのは御法度か?
それはともかくどんなものであれ子供たちのように寝食を忘れて夢中になって読むっていうのは、テレビゲームに夢中になれないように今の僕には無理のようです。


それはともかくアマゾンでいきなり新刊を40パーセントオフというのはどうなんでしょうね。もちろん読者側にとってはありがたい自由競争なんですけれども。
かたや再販制度の守られ、いつまでも変わらない定価で売り続ける日本の書籍業界。
しかし1ヶ月もたてばBOOKOFFあたりに半額で出てくるものがあるところを考えれば、もうとっくに再販制度など崩れている気がしますが。
もう著者や出版社に自由販売と再販制度のどちらで売りたいのかを自由に決めさせてもいいのではないですか?


もちろん売れない本は安くするのが当然という考えには僕自身は賛成できかねます。これだけの内容を数千円で手にできる幸せを味わえる本と書きなぐりや語り本などの安易な本と同列にするなというだけです。(一度読めばBOOKOFFに売り払っても惜しくない本。1週間もすればそれらの本を中古本屋で手に入れられる本です)
(そういえば学生時代、古本屋で借金をしていました。古本屋で見つけた本は一度売れてしまうと手に入らない本が多く、よくおじさんにバイト代が入るまでとっていてほしいと懇願し、見かねたおじさんが持って行ってもいいよといってくれたためです。そんな個人経営の古本屋も本当に少なくなってしまいました。)
たぶん本を読まなければ一生手にできないだろう知識を、わずか数千円で手に入れられることに何の文句があるでしょうか。しかし安易な本作りで自らを卑しめている著者や出版社をみるにつけ、一律に再販制度を維持するのはもうやめにしたほうがいいと思うこの頃です。