2004-04-18 今日の一冊 「ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義」 香山リカ 中公新書ラクレ62 国際化の波の中で、日本人としてのアイデンティティ確立というお題目でナショナリズムが顔をもたげているっていうならそれはそれで理解もできるし、必要なことかも知れません。 しかし現実に横行し始めたのは「気分はナショナリズム」の「愛国ごっこ」という遊びの流行です。 多く語る必要などないでしょう。 上記の本はそれだけきっちり書かれている本です。 いまオリンピックが始まる前に自分のナショナリズムとは何なのか。 自由と自己責任を回避している者達がはやらした自己責任を語ると同時に 考えるいい機会かもしれません。