短信

hippydonky212004-06-29

姑息なアメリカ政府により2日早くイラクの傀儡政権に主権が委譲されましたが何の意味もありません。ブレマーが去っても世界中をだまし、国連にそっぽを向かれ、駐イラクアメリカ大使に横滑りした元国連大使ネグロポンテイに親玉が変わるだけです。


選挙もイラクも今は横において
今日はいつのまにか忘れ去られているスーダンの内戦の深刻化についてです。
スーダン北部のアラブ系住民で組織された政府は南部のアフリカ系住民を民族浄化すべく
武装民兵に南部のアフリカ系住民の村を襲わせ、男達を殺し、女性をレイプし、子供達を誘拐しています。
隣国チャドに10万人以上避難を強いられ、飢えが蔓延し始めています。
ダルフール地方の国内避難民も8万人を数えているようです。
反政府軍武装民兵という構図ですが、武装民兵の後ろ盾は政府軍ですので、当然スーダン政府は何もしないどころか、国内避難民のキャンプを武装民兵に監視させ、人々をキャンプに閉じ込め、飢えを誘っています。
アフリカのこととなると極端に冷たい国際社会は再び試練の時を迎えているようですが
緒方さんがいなくなったせいで国連難民高等弁務官事務所UNHCR)の情報すら日本ではニュースになりません。
イラクやアフガンではアメリカとアラブが対立し、スーダンではアラブがアフリカを蹂躙しています。いつも一番弱いところはアフリカかも知れません。
詳しくは
UNHCRhttp://www.unhcr.or.jp/)または
国境なき医師団http://www.msf.or.jp/index.php)まで