短信  (株価も上げてついでに税金も上げろってことですか)

hippydonky212005-08-13

NIKKEI NET より
 12日のシンガポール取引所(SGX)の日経平均先物9月物は5日続伸。前日の清算値に比べ20円高の1万2285円で取引を終え、清算値は同15円高の1万2280円だった。一時、同75円高の1万2340円と、中心限月で2001年8月7日以来の高値を付けた。

東京市場終値が若干下がって終わっているのにまだまだ株高を演出しようとしている人たちの必死のあがきをみているようです。
郵政民営化法案否決で今後日本株はどうなるかという大方の予想は、政局混乱を嫌う外国人の売りで11500円あたりになりそうというものでした。しかし月曜日の東京市場は大幅に下げて始まるも徐々に盛り返して先週末の終値に。法案否決で元の木阿弥になるも、ここからはここからともなく現れた白馬の騎士参上。急激に上昇です。
ことの本質は日経先物によります。日経先物に大規模な買いが入り、先物主導で現物の裁定買いをともなった上げ相場のようでした。東京市場が閉まっている丑三つ時。地球の反対のシカゴ市場の日経先物が急上昇。それからは3日で500円という急速な上げです。シカゴ市場がいつも先導役で。タイミング良く日本経済は踊り場を脱却したという発表。だから上がったとでも言いたげに。そしてそれこそ小泉内閣の成果であると誇らしげに。おいおい。
ふつう欧米の投資家はバカンス入り。お盆前でふつうなら細る東京市場の異常なふくらみ。朝日新聞などはヘッジファンドの仕業か?などと分析していますが本当か?
どうもシカゴ市場の動きの方が気になりますし・・・。アメリカ政府筋?そして先物主導と怪しすぎです。
3日あげた後の金曜日、やっぱりCME先物は12300円越え。さすがにそうは問屋がおろさず東京市場は硬直です。
高値で週持ち越しは危なすぎるでしょうふつうは。ましてや15日に小泉首相靖国参拝をしようものなら中国貿易関連株は下落の一途でしょう?やはり怪しすぎる相場です。
一つおもしろいのは投資家はもう小泉内閣を見放してるんじゃないかという傾向があること。それは銀行株の上昇です。
小泉内閣郵政民営化が成立すれば、ふつう比類なき独占金融資本の誕生で、銀行が影響受けないわけないじゃないですか。現に衆議院可決後は銀行株は下がっています。それが参議院否決後は大幅高です。値がさメガバンク株は日経平均への寄与率も高く、それが日経平均を押し上げることにもなっているという皮肉。
日経ジャスダックの推移を見ても個人に好況感はありません。儲かっているのは企業のみ?
怪しすぎる相場は見ているのが吉だと思うのですが・・・。貧乏人にはわかりかねます。