真剣さをちゃかす前に6時間待ってみてはいかがですか

hippydonky212005-09-28

メモ


YOMIURI ONLINEより


読売新聞社が17、18の両日に実施した衆院選に関する全国世論調査(面接方式)で、自民党の大勝を受け、これからの日本の政治は良い方向に進むと考える人が59%を占め、昨年7月の参院選直後の同調査に比べ10ポイント増となった。

 郵政民営化を柱に改革姿勢を強調する小泉自民党に対する期待感の表れとみられる。

 一方、今回の衆院選における有権者の投票行動を分析したところ、これまで民主党に投票する傾向が比較的強かったサラリーマン層や、大卒者、都市部居住者の多くが自民党支持に回ったことが自民圧勝の一因であることが浮き彫りになった。

改革を進めていただけることを祈るばかりですが。今年度の赤字国債の発行が17兆円も増えたことなど関係ないか?
今週のニューズウイーク日本版に消費者に優しくない日本社会に商機を見いだす外国企業の特集がありますが、いっそ役所の窓口あたりも民営化すればいかがでしょうかとやけくそで答えてみたいものです。


朝日新聞より
25日に閉幕した愛知万博愛・地球博)について、十六銀行岐阜市)は、今年8月に愛知と岐阜県内の本支店で来店者に尋ねたアンケートの結果を発表した。来店者の約半数が愛知万博に「行ったことがある」と回答。行った回数、支出額とも60歳以上が高く、「時間的、経済的に余裕がある高齢者が楽しんだ」と分析している。

 アンケート結果によると、愛知万博に行った回数は、60歳以上の女性が最も多く、平均1・1回。1人あたりの支出額は60歳以上の男性が最多で、平均1万1548円だった。回数が最も少なかったのは30歳未満の男性で0・43回。

 他のレジャーと比べた満足度は、5点満点で全体の平均が3・31点。「満足度は高く、万博は成功したといえる」(同行営業企画部)。一方、40代女性の平均が2・89点で唯一「やや不満」となった。この理由について、同部は「40代女性は家族連れが多く、家族へのサービスが優先されて自由に楽しめなかったのでは」と推測する。

 アンケートは同行の消費動向調査の一環。8月15〜26日の10営業日に、愛知県内38、岐阜県内109の計147店の窓口で尋ね、計704人から回答を得た。

アンケートの結果が岐阜県のものですが、万博入場者の平均年齢が高かったことが、裏付けされた訳です。
ところで万博の華やかさとは対照的な場所に連日長い列ができたことを知っていますか?
その場所は国際赤十字赤新月館です。
館内は日赤の歴史を紹介したパネルをみた後、ゆっくり寝そべるソファーに座り、天井の4つのスクリーンに映し出される映像を見るものです。
映像の内容はミスチルの「タガタメ」が流れる中、戦争に巻き込まれる子供たちや難民になったり、餓死していく子供たちの映像が流れる衝撃的なものでした。涙ぐんで出てくる人の多さにマスコミも飛びついたものですが、こういう企画がしっかりと支持されることに、偽善者ぶるなと非難を向ける人たちを超えて(何も感じず何もしない自分を肯定したいだけでしょうが)、何かを残していくのでしょう。最近のホワイトバンド現象もパビリオンの前で6時間を過ごす人たちの存在が裏付けているような気もします。出口近くの壁には見学者のメッセージが貼り付けてあり、そこに人が人として感じる素直な思いを見ました。万博で異文化を超えて交流した人たちが次につながる何かをあの映像が後押してくれた気がします。



写真は国際赤十字赤新月館。開幕当初は意外にすぐ入れましたが6月頃から常時3時間待ちは当たり前。9月は7分の映像を見るために6時間待ちでした。