短信  (人生いつでも勉強だ)

Chunichi Web Pressより
 司法試験合格後に一年半の研修を受ける「司法修習生」の修了試験で今秋、「合格留保」「不合格」とされて落第し、弁護士などになる法曹資格の取得を見送られた人が四十六人と、昨秋十一人に比べ約四倍に増えていることが分かった。

 最高裁によると、修習生千百八十三人のうち、落第したのは全体の約4%。司法改革の一環で司法試験合格者数は三千人を目標に年々増え、今年の修了者は約千人から約千二百人に拡大した二〇〇二年の合格者だった。

 司法関係者からは「数を増やして質が下がった」との声も出ているが、最高裁は「関係があるかどうかは数年間、見なければ分からない」と慎重な姿勢だ。

 司法修習は司法試験合格者が裁判官、検事、弁護士になるための知識や倫理を身に付ける研修で、専門的な法律学のほか裁判所や検察庁、弁護士の事務所などに所属して実務を学ぶ。

 修了時の試験で不合格となると、資格を得られないまま司法修習生を辞めなければならない。「合格留保」の場合は、数カ月後に追試を受ける。

 司法修習がそれまでの二年から一年半に短縮された二〇〇〇年秋の修了試験では、落第の数が前の期の三人から十九人に増加。翌年は司法試験合格者が約八百人から約千人に拡大した年だったが、十六人に減少するなど、二〇〇〇年から昨年までは三−十九人で推移していた。

 以前の落第者は、高齢で修習についていけない例などが目立ったが、今回は七十代が一人いるほかは二十代十四人、三十代二十七人、四十代四人と、若手が多い。

 最高裁山崎敏充人事局長は「合格者の増加と関係あるか、現段階で推論はできない。数年は状況を見なければ何とも言えない」と話している。

司法修習生の質の低下を述べようなんてつもりはありません。司法試験を突破した力は誰でもが認めることですし、もしかしたら燃え尽き症候群か何かですかね?
まあそんなことよりある意味びっくりしたのは70代の修習生の方がいらっしゃったことで人生どこまでいっても学ぶことのすばらしさを持った方はいるものなのだなあという感嘆です。70代の方を一般に見れば失礼のようですが老人性痴呆の始まりの方が多く見受けられます。年齢を重ねればあたりまえのことなんですが、そうではなく今も頭脳明晰でましてや改めて司法試験に合格するような方がいたことは感動以外ないじゃありませんか。
人間いつまでも新しいことに挑戦しつづけることの大切さや人生にやり直しのできない時期などないことをこのような方から学びたいものです。


最も政財界にあらせられる方々においては老害を地で行く人もいらしゃるようですが。