短信   (情報の真偽はどこへ)

毎日新聞より
北朝鮮の元工作員安明進(アンミョンジン)氏(36)=93年韓国亡命=が、平壌で開かれた日朝実務者協議に関連し、毎日新聞のインタビューに応じた。安氏は北朝鮮から「遺骨」など多くの「証拠」が提供された拉致被害者横田めぐみさん(行方不明時13歳)について「生きている。夫は日本人」との見方を示した。
 安氏はこれまでに、めぐみさんが88〜92年ごろ工作員養成機関の金正日(キムジョンイル)政治軍事大学で日本語教官をしていたと証言。今回提供されためぐみさんの写真のうち1枚は、同大学敷地内で撮影されたと推測している。
 北朝鮮側は、めぐみさんの遺体を2年半後に掘り返し火葬したと説明したが、安氏は「男性社会の北朝鮮で妻の墓を移動するのは考えにくい」と疑問視し、骨が高温で焼かれた点を「個人では高温で焼く施設は使えない。国が別人の骨を施設で焼き、鑑定不能にした」とみている。
 夫とされる人物が特殊機関勤務を理由に写真撮影などを拒んだ点は「国交正常化したい北朝鮮は、一工作員の活動より国の方針を優先するはず。応じなかったのは別人だから」と話し、実際の夫は「元在日朝鮮人や現地の人とは考えにくい。日本人拉致被害者の可能性が高い」と語った。
 また、めぐみさん以外の被害者にかかわる証拠の大部分は「焼却し残っていない」という説明には「工作機関は20年、30年後に再び資料を使うことを考えるので、処分したりしない」と述べた。

北朝鮮の元工作員安明進氏はこういうときには必ず出てきますが、この人をうさんくさい人と思う人は果たして私だけでしょうか。口が軽すぎです。暗殺が怖くないのでしょうか。この方は日本のマスコミに情報を小出しにすることによって生計を立てているようですし、ましてや誰も検証のしようのない情報ですし、どうも信用ができないのですが。もちろん横田めぐみさんには生きて戻ってほしいのですが・・・。
まず第一に横田めぐみさんが金正日政治軍事大学で日本語教官をしていたとの証言ですが、拉致された当時13歳の彼女に日本語の教官ができるとは思えません。少なくとも大人の世界には敬語やらが存在しますし、彼女が使えたとは思えません。まだ読めない漢字や読めても意味のわからない単語などいっぱいあるはずです。成人すぎてから拉致された人はいっぱいいるのにあえて彼女を日本語教師にする理由があるのでしょうか。また工作員はふつう自分の上司以外の工作員を知ることはありません。知りすぎた工作員は危険因子以外何者でもないからです。大学であってもおそらく小さな集団で学習をするのがふつうで、日本語のできない安明進氏が日本語の教師を知っているとはとても思えませんし、金恩姫のようにほとんどが家庭教師のようなものでしょう。それにこの方記憶力よすぎです。些細な日常を語りすぎです。もういいかげんこの方の情報は信用しない方がいいし、マスコミも不確かすぎる情報を追いかけすぎます。マスコミはもっと自分の足で隠れた情報をとることをすべきじゃないでしょうか。真偽の不確かな安易な情報に飛びつくのはくだらない政治家だけで十分です。