短信 (猿権はニホンザルにしかないらしい)

毎日新聞より
人権擁護法案
修正案提示も意見集約持ち越し 自民部会

 自民党は21日の法務部会・人権問題等調査会合同会議で、政府が今国会への提出を目指す人権擁護法案の扱いについて協議した。古賀誠元幹事長(党人権問題等調査会長)は焦点の人権擁護委員の国籍条項について、「『任命時には適格性を考慮する』との国会決議を付ける」などとする修正案を提示し、扱いについて古賀氏らへの一任を求めたが、反対派が強く反発し、意見集約を持ち越した。

 修正案は、人権擁護委員の資格について(1)国会での法案採決時に「任命にあたっては必要性・適格性を十分に考慮する」との国会決議を付ける(2)人権団体による推薦枠をなくす−−などが柱。

 合同会議では反対派から、修正案について「詳細な検討がされていない」など反発の声が相次いだ。古賀氏は「一任してほしい」と述べ怒号の中退席した。同氏は「一任を得た」としているが、平沢勝栄法務部会長は「議論はまだ煮詰まっていない」とこの日の議論を引き取った。

 この問題ではまた、同党の自見庄三郎・人権問題推進懇話会長が21日、首相官邸杉浦正健官房副長官を訪ね、同法案の早期提出を求める細田博之官房長官あての申し入れ書を提出した。申し入れ書は、人権擁護委員の国籍条項と、人権の定義の明確化について「必要な検討」を行うよう求めている。

人権擁護法案の内容にはここでは踏み込みません。
しかし、自民党の政治家の方たちの人権とは、どうも国際的な定義とは異なっていると言うことだけははっきり示されたと言うことでしょうか。
人権とは人間に本来的に備わっているものではなく、お上によって恣意的に与えられると言うことなのでしょうかねえ。
国籍によって人権があったりなかったりするって本当に思っているところが怖い。
人権擁護委員の的確性とはなんぞや。
もう政治家としての適正と言うより人間としての資質の問題ですかこれは?


参考

常岡浩介のブログ  The Chicken Reports
2005.04.15
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=61383&start=11&log=200504&maxcount=20