短信 （外相はひょっとして検定廃止派？）

共同通信より
「反日教科書」改善求める　中国の歴史教育で外相

　町村信孝外相は２４日のＮＨＫや民放テレビ番組で、インドネシアで行われた日中首脳会談を受け、反日色が強いとされる中国の歴史教科書について政府として実態を調査した上で中国側に改善を申し入れる意向を明らかにした。
　外相は「中国や韓国は国定教科書。歴史教科書が一つしかないなんて、こんなばかなことはない。唐家セン国務委員（中国前外相）は自分と会談した際、中国の教科書について意見を言ってもいいと言ってくれたので、しかるべき調査をして日本側の考えを伝えたい」と発言した。

外交というものは常に相互主義と言うことをお忘れにならないようにお願いします。
おわかりのことと思いますが、訂正してくれろといわれてしなかった国は、同じように訂正しろと言って相手国が換えなくてもよしとしなければいけないって事なのですよ。
それと歴史の共同研究は、日本のある種の団体にはとっても不利だということもお忘れにならないように。自国の歴史は都合よく書き換えられても、他国が関わる歴史は解釈はともかく、事実までは書き換えることなどできないのですから。
「歴史教科書が一つしかないなんて、こんなばかなことはない。」
とおっしゃるなら、国定化の予備措置のような検定をそれこそ自由主義国並みにおやめたらいかがでしょうか。