今日の1冊

自由からの逃走 新版
エーリッヒ・フロム 著,  日高 六郎 翻訳
東京創元社



この名著を再び読んでみようと思っています。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY というアニメがありますが、そこに出てくるシンとアスランの対立こそ、フロムのいう耐えられない自由というファシズムの構造があるからです。
いわれるままの正義を信じ、ただの戦士として行動しようとするシンに代表される人々と、裏切り者と汚名を着せられようともそれでも自らの手で自分の道を選び取ろうとするアスランとの対立こそが今の政治状況とうり二つなのですから。もちろん郵政民営化の是が非と同じように、正義とやらが本当にどちらにあるかなのではなく。