短信  (拝啓 厚生官僚様)

NIKKEI NET より
高齢医療保険の財源分担、加入者1割・厚労省方針

 厚生労働省は2008年度にも新設する75歳以上の高齢者医療保険の財源を加入者の保険料で1割、現役世代の医療保険からの財政支援で4割、残り5割を公費で賄う案を軸に検討を始めた。医療保険を高齢者、現役世代の両方とも地域単位に再編し、地域の医療費が多ければ保険料も高くする仕組みも導入、医療費の膨張に歯止めをかける。

 同省は10日、医療制度改革の柱である医療保険改革について論点整理をまとめ、社会保障審議会・医療保険部会に提示した。医師らに支払う診療報酬体系や医療提供体制の改革案とあわせた医療制度改革試案を9月にまとめる。年内に政府・与党案としてまとめ、関連法案を来年の通常国会に提出する考え。

医療保険を高齢者、現役世代の両方とも地域単位に再編し、地域の医療費が多ければ保険料も高くする仕組みも導入、医療費の膨張に歯止めをかける。



拝啓
厚生官僚様。一つ伺ってもよろしいですか?もうじきお盆です。あなた方も帰省なさるでしょう。
あなた方のふるさとはどうですか。そこでは都市以上に高齢化を迎えてはいませんか?
たまに帰るだけのふるさとは緑の多い、豊かそうな土地かもしれませんね。
それをみてあなた達はひらめいたわけですね。
あなたの年老いた両親の使う医療費をあなた自身ではなく、あなたのふるさとで就職したあなたの同級生や後輩に押しつけることを。さぞかし気持ちがいいことだと思います。そしてあなたは、これからもあなたの子供たちに何の負担もかけずに人生を全うできることでしょうね。ご多幸をお祈りしています。
さらなる地方の疲弊を眺めて祝杯でもお交わしください。それがあなた達が願う日本の未来なのですから。さようなら。
敬具


追記 地域単位の介護保険からもうすでに、地方に高負担の押しつけが始まっています。