短信  (師を裏切った大谷昭宏氏)

時間がないというのに、全く・・・。
昨日の日刊スポーツの大谷昭宏氏のコラムにあまりのお粗末さに、この方本当に黒田清氏を師と仰ぐ後輩なのかと疑ってしまいました。この方、師と一番遠いところに自分がいることに少しも気がつかないようです。
転載するのもいやなのでネットで探しましたが、ないので少しだけ要旨を。


  • 新党「日本」は郵政反対だけでくっついている。
  • 地方を歩いてみたが郵便局をなくすなという声などなかった。反対派はだしに使っているだけ。
  • 地方が本当に困っているのは買い物と医療だ。郵政反対派はこれまでこの問題に取り組んできたのか?過疎は産婦人科がない。それなのになぜ少子化対策か?郵政は利権がついているから騒いでいるだけ。
  • 野党も同じで僻地医療に取り組んできたのか?
  • 行政改革が叫ばれて30年。公務員をばっさり切れる郵政の民営化にどうして反対するのか。
  • 小泉首相がなぜ、この選挙を郵政に特化したがるのか。与党だろうと、野党だろうと、反対派のうさん臭さをとうに見抜いているからなのだ。」


という小泉賛美で終わる文章です。つっこみどころ多すぎ。
さて新党「日本」の問題。それを言ったら自民党はどうなんだというのが誰でも思うことでしょう。自民党公明党議員の人たちの唯一の接着力は与党という利権そのものなのに。反対なのに最後に賛成に回った人などそれこそ利権の手を離したくなかっただけでしょ。大谷氏の言う地方と言うのはいったいどこ?以前地方に健康調査に行ったとき、一人暮らしのおばあさんに毎日声をかけてくれる人は、郵便局の配達の人と巡回の役所の公務員の方だけでしたが。少子化対策や医療対策をなぜ野党にぶつけるの?日本医師会という圧力団体に相談してみれば?与党自民党さん?公務員をばっさり切る?
郵政公社は独立採算でしょう。わかってる?公的な仕事に公的な身分を付与しているだけでしょ。そんなに人減らしをして自殺者を増やしたいんだ?


なぜ小泉首相が郵政に特化したがるか。本当にこの方はわかっていないのでしょうか。
構造改革と称してやったことは何?金融のハードランディングがそんなに良かったの?ふつうの方には金融のハードランディングはそんなに痛みを伴わなかったかもいしれない。たかだか預金の利子を銀行にとられただけなのかもしれない。けど貸しはがしに倒産、リストラ。小泉政権4年間で自殺者14万人を数えることからして何処へしわ寄せに行ったかわかろうというもの。
小さな政府といいながら140兆円も借金を増やしたのは誰?年金改革?道路公団の民営化?いったい何処がほこれることなの?近隣諸国とは軋轢を生み、イラクにまで自衛隊を派遣。もうとっくに大谷氏は忘れてしまったのだろうか?郵政国会以外の過去はすべて忘れてしっまたんだ。郵政に特化したがるのはそれ以外に目を向けてほしくないからしかないのにお馬鹿すぎる。世論調査でも郵政の順位は低いというのに・・・。お粗末すぎますね。


最後に大谷氏本人が日刊スポーツに書いた黒田清氏の追悼文より
「先輩デスクに教わった話だそうですが、自転車の部品を減らして軽量化するとしたら、タイヤやブレーキではなく、ベルが真っ先になくされる対象になるはず。ベルは従業員何人で、どんなふうに作っているのかを知るのが大事だ。合理化される場合、世の中、そういうところから切られていくのだから、タイヤではなく、ベルのようなものに目をつけていかなければだめだ、と。こんな話を後輩記者に伝えることが、黒田さんなりの記者の育て方だったと思います。」
大谷昭宏氏自身が黒田清氏から一番遠い人だと言うことを自覚すべきなのです。


大谷氏は奈良の幼女殺人事件でもみそをつけた人ですがもう救いようがない。まあテレビのコメンテーターの仲間入りを改めて本人が確認した訳ですが・・・同レベルということで。


おもしろい記事
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1347257/detail