短信  (賛成は屁理屈の後で)

hippydonky212005-10-20

asahi.comより
 イラクサダム・フセイン元大統領(68)ら旧政権の幹部を裁く初公判が19日、バグダッドの特別法廷で開かれた。テレビ中継によると、虐殺などの罪で起訴されている元大統領は「私は無実」と主張。名乗ることも拒み「私はイラク共和国大統領」「すべては偽りだ」と法廷の正当性を認めない考えを示した。

朝日新聞世論調査によると(まあ参考程度に)小泉首相靖国参拝に対してよかったが42%、するべきではなかったが41%とでています。驚いたのは男性では「よかった」が38%、「すべきでない」が46%に対して、女性が46対36で賛成が上回っていることです。今までは本来?好戦的で他人の干渉を意固地に排除したい男性に賛成が多かったのですが、より他人の感情が理解できやすいといわれる(信じてはいませんが)女性がこの結果です。選挙後小泉内閣の支持率を押し上げている張本人たちがやはり同じように考えているって事なんでしょうか。最近よく近所好き合いで衝突を繰り返す人が多くなったようですが、要するに主婦に代表される大人の女性たちが、人とのつきあいをいやがり、家にこもり、テレビばかり見ているってことなんでしょうか。


そういえば相変わらずこの方は笑わしてくれます。小泉首相靖国参拝に対しての談話ですが
中川経済産業相は「東シナ海とか日中関係について、どういう影響があるかについては、中国が大人の対応をすればいいので、こちらが影響があるとかないとかいう話ではない」と述べたそうです。おいおい、だだをこねる子供が諭す大人に向かって「大人になれよ」という構図。腹を抱えてしまいました。まだまだ腰が痛いというのに。





イラクサダム・フセイン元大統領の裁判が始まりました。A級戦犯を合祀し、それでもなお靖国参拝を肯定し続ける人たちに僕は是非フセイン無罪の論陣を張っていただきたく思います。ましてや東京裁判は勝者の論理だと言う方には、特にそうしていただきたいと思っています。しかしそういう方に限ってアメリカのイラク侵略を肯定し、この裁判をも肯定的に見ているという自己矛盾から抜け出してはくれないようです。


追記

 【ニューヨーク19日共同】アナン国連事務総長は19日の記者会見で、イラクサダム・フセイン元大統領の初公判が開かれたバグダッドの特別法廷について「司法手続きや審理は国際基準に合致しなければならない」と述べ、間接的に同法廷の審理の在り方を批判した。
 米占領統治下の2003年末に設置された特別法廷については「正当性に欠ける」との批判が国際人権団体などから出ており、イラク戦争国連憲章違反との立場を取る事務総長が同調した形だが、米国などは反発しそうだ。
 事務総長はイラクの旧フセイン政権の大量虐殺などを裁く特別法廷について問われ「人道に対する罪を犯した者は法の裁きを受けなければならない」と述べる一方で、国際基準に沿った審理の重要性を強調した。