今日の一冊

「議論のウソ」 講談社現代新書
小笠原 喜康  著

前書きより
「ウソを見抜く力は必要である。しかし、もっと必要なのは、そうした「嘘」であるかどうかという判断自体が場合によっては変わりうるという、多様な次元で多様な結論という姿勢を貫く強靱さではないか。
こんな時代には、むしろ立ち止まって、本当のところはどうなんだろうと考えるのも必要なのではないだろうか。反応の早さを競わずに、愚鈍なくらいに判断を躊躇してみる。議論を重ねてなかなか結論を出さない。私はそんなことが必要だと思っている。」



筆者が語るように「うそ」に自覚的になれ、正答主義をやめられるかが、メディアリテラシーの鍵なんでしょう。